2019.7.29 お知らせ

「改革の過程から規制の進化を探る」初講義@政策研究大学院大学にて

東京の六本木にある政策研究大学院大学(GRIPS) の ”Advanced Energy Policy” にて、特別講義の機会をいただきました。同大学は政策研究に関心のある社会人向けの大学院で、今回お邪魔した、”Advanced Energy Policy” は、元行政官である根井 寿規 教授が、エネルギーの研究者の方を対象に開くゼミです。ゼミにて、「改革の過程から規制の進化を探る」についてお話させていただきました。

根井教授によれば、原子力については、経済性や多様な電源における原子力の位置づけと、安全行政の双方を理解することが、Advanced Energy Policyの狙いであるということで、前者については、小宮山涼一 東京大学大学院工学研究科原子力国際専攻准教授が講義されました。そして、近藤は、後者の安全行政、中でも検査制度について、お話させていただきました。

意見交換の時間では、「新検査制度開始の経緯」「2000年代前半に行われた検査の在り方検討と今回の新検査制度検討開始との違い」「第三者の関与」に関する議論をさせていただきました。制度設計の当事者であった方とお話させていただいたことで、日本の原子力安全行政に関し、文書を通じ知り得ていた当時の情報に新たなつながりを見出しました。

根井教授、エネルギー研究者の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。

 

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