2019.8.2

アメリカからのメッセージ① -規制ー

「改革の過程から規制の進化を探る」発行にあたり、本で取り上げている制度に直接関わった方々からたくさんのメッセ―ジをいただきました。そのいくつかを紹介させていただきます。1つ目はチャック・カストー博士です。カストー博士は、米国の原子力発電所での勤務を経て、米国原子力規制委員会(NRC)の数々の地方局などでキャリアを積んだ方です。福島第一原子力発電所の事故直後に、NRCから派遣された支援部隊のリーダーを務めた方でもあります。原子力規制・災害・技術のエキスパートであるカストー博士からのメッセージはこちらになります。

 

「改革の過程から規制の進化を探る -原子力検査制度の変化と一貫性を両立させるコーナーストーンとは」について。同本は、改革による規制の進化について実に入念なリサーチをもとに記述されたものです。本で述べられた洞察は、国際レベルの原子力規制監督がいかに複雑であるかを理解するのに役立ちます。自国の原子力監督を改善したいと思うあらゆる国において、同書はガイドブックとして、そして、参考書となるでしょう。規制当局のみならず、事業者、研究者などあらゆる原子力の専門家にお勧めします。

※和訳は近藤によるもの。

 

Exploring Evolutions in Regulations Based on the Reform Process  – What Are the Cornerstones Balancing Change and Consistency in the Nuclear Oversight Process?

This book is an extremely well-researched description of regulatory evolution through reform. The research Insights are valuable in understanding the complexities of world-class nuclear regulation oversight. It serves as a guidebook, and reference for all nations interested in improving their nuclear oversight. I highly recommend this book to all nuclear professionals including regulators, licensees, academia, and other nuclear professionals.

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